体験レポート
TOP > 体験レポート > 詳細
2024年03月31日
佐賀県大好きライターのヨッピーさんが佐賀のお出かけスポットを紹介!
こんにちは。
佐賀県大好きライターのヨッピーです。
もともと繋がりのある県庁の人から「ヨッピーさん!子育てするなら佐賀ですよ!子どもが喜ぶスポットが佐賀にはたくさんあるので遊びに来てください!!絶対に佐賀です!!!佐賀以外にないです!!むしろ佐賀以外には遊びに行かないでください!!!」
みたいな事を言われて、「この押しの強さはなんなんだ……!」などと思いつつも、「行きます!」と元気良く答えて佐賀県に来ました。
やった~~!佐賀、だーいすき!
今回同行する長男の息子氏。2歳6ヵ月。
最近はやたらとおしゃべりするようになり、僕の事を「パパ」ではなく「ヨッピーしゃん」などと呼ぶようになった。
そして、色んなスポットを息子氏とまわってきたのですが、「なるほど、これが佐賀のおもてなし力(りょく)か……!」と感心してしまったので、今日はその事を書かせてください。
例えばこちら。
神野(こうの)公園こどもゆうえんちという遊園地で、まあちょっとレトロっぽいというか、昭和っぽさが漂う遊園地です。
写真には自販機に向かって一目散に走っていく息子が写ってますが気にしないでください。
この神野公園には園内を一周するSLの乗り物があるのですが、乗ってみたら車掌さんが「動物があちこちに隠れてるよ~!探してみよう!」とか言うもんだから、ディズニーランドのジャングルクルーズとかああいうのを想像しながら乗ったんですよ。
出てくる動物がこれですからね。
「シマウマちっちゃ!」と、思わず笑ってしまいました。
ウシさんもいるよ。
でも、息子氏はまんまと乗せられて「おサルしゃんだ!」「熊しゃんだ!」みたいに一生懸命探してるんですよ。
これにめちゃくちゃ感心してしまった!
つまり、
「園内一周するだけだと子どもが飽きちゃうよな」
「動物を探すのはどうですか?」
「でも、デカい動物の置物を置く予算は無いから、とりあえず人形を置いておこう」
とかそういう発想で置かれたものなんじゃないかな、って思ったんですよ。
あとはこちら。
こちらもよくある、プールの上を船がグルグルまわる乗り物なんですが、よく見てください。
「網で魚をすくっとる」
いや、何故かプールにオモチャの魚が大量に浮いてるんですよ。
そんでそれを網で掬って遊ぶという。
これもきっと同じで、
「グルグルまわるだけだと面白くないよな」
「魚をすくえるようにしましょう」
「それだ!」
みたいなやりとりで生まれたんじゃないかと思うんです。
これまた、まんまと息子氏が乗せられて「カニしゃん!カニしゃんがいる!」って言うから一生懸命、網でカニを掬おうとしたらイルカがとれて息子氏に微妙な顔をされたりしましたからね。
他にも、グルグルまわる飛行機に乗る時にクジを引き、止まった場所のマークとそのクジのマークが一致したら「大当たり~!」ってラムネを貰ったり(恐らく係員さんのサジ加減でうまく当たるように調整してくれている)、子どもたちが並ぶであろう場所にクイズが貼ってあったり、なんていうか、「おもてなし力、すごい!」って思ったんですよ。
恐らくは「待ってる時に子どもが退屈しないように」とあちこちに設置された子ども向けのクイズ。
つまり、「予算はないけど、どうしたら子どもに少しでも喜んでもらえるか」っていうのを考えて実行しているんですよねきっと。
いやほんと、これに気付いた時から、最初の動物を見て「ちっちゃ!」などと思ってしまった自分が恥ずかしくなってしまった。
更にはここ、メルヘン村!
武雄市のメルヘン村と言えば狂気をはらんだ公式X(旧Twitter)で有名だったりするんですよ。
こちらがメルヘン村公式Xのトップページ。
この時点でもうだいぶやばい。
https://t.co/QnOyDE02Ot pic.twitter.com/ug7aCuR0Pw
— メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村 (@MarchenVillage) March 12, 2024
この、狂気と自虐をはらんだXのポストが局所的に話題になっていたので、「面白そう!」と思って1年半ほど前に来たことがあるんですよ。
その時の写真。
で、その時はお世辞にもお客さんが多いとは言えなかったし、「確かにまあ、潰れそうな感じではあるな……」って思ってたんですよ。
来ちゃえばたくさん遊ぶところがあるし、子どもは喜んでるので「潰れちゃうのはもったいないなー」なんて事を思ってたんですが、
1年半ぶりに来てみたら大賑わい!
びっくりして園の方に「何があったの?」ってお話を聞いたら、
1.Xのポストが話題になる
2.テレビその他、メディアでたくさん取り上げられる
3.佐賀県だけじゃなく、福岡などからもたくさん人が来るようになる
みたいな流れで大復活してたんですよね。
うおおお!良かった!メルヘン村~~~!
そしてこの、1年半前に来た時の写真と、
今回の写真。
何が違うかわかりますか……?
そう、ボールプールのボールがごっそり入れ替わってるんですよ……!
更にはトイレもめちゃくちゃ綺麗になってるし、
綺麗な授乳室も出来てた!
大型トランポリンなどの遊具も増えてる!
つまり、お客さんが増えたぶん、きっちり改修・改装してアップデートする方向にお金を使ってるんですよね!
ちゃんとお客さんに還元されてる……!すごい……!
そして嬉野市、忍者村のこのおじさんは斬りかかると「ぐわわ~~~!」ってちゃんとリアクションを取ってくれる!(効果音つき)
お邪魔した「初音荘」という旅館にはキッズルームがあるし、
おむつも用意されてるし、
我が家には0歳児もいるのですが、食事処にベビーベッドが最初から用意してあってびっくりしました。
貸切風呂にはオモチャもたくさん!
そんなわけで「これは確かに、佐賀のおもてなし力はすごい……!」と感心せざるを得ませんでした。
空が広いのも良いよね!
そしてこれはちょっと愚痴です。
東京に住んでいる僕ですが、最近車を買ったんですよ。
子どもがひとりの時はカーシェアでじゅうぶんだったのですが、子どもがふたりとなると車があった方が流石に便利かなぁ、みたいな。
で、嬉しくなって「豊洲のららぽーと行こう!」って住んでいる中野から豊洲まで車で行ったんですが、渋滞に巻き込まれて片道2時間かかりましたからね。
まじで気が狂うかと思いました。
ららぽーとの駐車場には「混雑時は出庫まで1時間半かかるで」みたいな注意書きが書いてたりして、「これはちょっと怖すぎるな……」などと思ってしまいました。
あとは去年の12月に子どもが「サンタしゃんとお話したい」とか言い出したから、親としては「よーし、任せておけ!」ってなるじゃないですか。
そんで代官山の蔦屋書店に「サンタが来る!」っていうのを見つけて、「じゃあ整理券配る時間に合わせて代官山に行こう」って行ってみたんですけど、整理券配る頃には長蛇の列が出来ててその日の整理券は一瞬でなくなるという。
サンタさんとお話が出来なくて悲しむ息子氏。ふがいない父親でごめんよ。
その後目黒のアトレでも同じ事(着いた瞬間に整理券が蒸発)を繰り返してしまい、「最後のチャンスや!」と吉祥寺で開催されたイベントに、かなり早くから並んだことによってなんとかサンタさんに会うことができた!
何が言いたいかと言いますと、都心部では「子どもをどこかに連れて行ってあげよう」と思った時の選択肢は確かにたくさんあるけど、「そこに至るまでの時間的なコストがものすごく高いな」と思ったんですよね。
「海に行きたい」
「プールに行きたい」
「お祭りに行きたい」
「お花見に行きたい」
「遊園地に行きたい」
「動物園に行きたい」
こういった子どもの要求に応えてあげようと思うと、どれもこれもかなり渋滞&混雑に悩まされそうな予感……!
僕は自営業なので、「じゃあ混んでない平日に行くか」とか、「リモートワークを駆使しつつ秩父でのんびり遊ぼう」とかそういう選択肢が取れるからまだ良いんですけど、子どもとのお出かけが、どうしても土日メインになる家庭はかなり大変なのではなかろうか。
「そう考えると都心部じゃなく、埼玉や千葉といった郊外のエリアに住むのも全然アリだな!」
「埼玉の飯能、千葉の房総半島らへんはちょっと興味あるんです!」
などと騒いでいたら、佐賀県庁の担当者に「佐賀の子育ても推してください!」と怒られたんですが、その時にふと思い出しました。
佐賀県庁で働く松井くんです。
何を隠そう、この松井くんは数少ない僕の、大学時代の友人のひとりなのだ。
日頃から「大学はサボりまくっていたので友達は3人しかいない」などと言ってるのだけど、その3人のうちのひとりが松井くんである。
松井くんは大学卒業後、某有名グローバル大企業に就職したのは良いけど、単身赴任で色んな国にたらいまわしにされている内、娘がぜんぜん懐いてくれなくてめちゃくちゃ落ち込んだらしい。
単身赴任で海外へ→日本に戻ると最初は娘が人見知りして懐いてくれない→少しづつ懐いてくれるようになってきたくらいにまた海外に戻る
みたいなルーチンをずっと繰り返しており、「仕事は楽しいけどこのままで良いのか、、」と悩み、2年ほど前に某グローバル企業を退職、地元に近い佐賀県庁に転職したのである。
佐賀県に引っ越してからの松井くんのひとコマ。
ちなみにこのタケノコ堀りは僕も一緒に行ったのですが、取れたてのタケノコをツマミに、広い庭を眺めながら飲むビールは最高だろうて。
いいな~~、羨ましいな~~~。
松井くんいわく、「佐賀は海も山も川もすぐ近くだし、渋滞も無いし、電車に乗れば博多駅まで40分で行けるし、食べ物も美味いし最高です!」との事です。
松井くんのFBを見ると、佐賀に引っ越してからやたらと食べ物関連の投稿が増えた。
いやー、確かに佐賀は食べ物がめちゃくちゃ美味いんだよな……。何を食べよう……。などと思いつつ、今回子どもを連れてお邪魔した場所をわーっと紹介致します!
【神野公園こどもゆうえんち】
まずは冒頭でご紹介した、おもてなし力がすごい神野公園。
佐賀の子どもたちはみんなここで遊んで育つらしい。
子どもが遊んでて楽しいのはもちろんなのですが、懐かしさが爆発して大人にとっても楽しいです!
この、「ファイヤーヒーロー」という水鉄砲?を的に向かって発射するゲームは「大阪上本町の近鉄百貨店の屋上にあったやつだ!」とつい興奮してしまいました。
園内には駄菓子屋さんもあるので「あー!これ子どもの頃さんざん食べた!」と、ついテンションがあがってしまいますね。
「パパもさんざん食べたよ~」と手渡した「ヤングドーナツ」を食べる息子氏。そうとう美味しかったらしい。
くじ引きを引いたらピンクのウサギのぬいぐるみが当たってはしゃぐ息子氏。佐賀にいる間中手放さなかった。
親が同伴なら2歳児でもジェットコースターに乗れるので、小さい子どもでもじゅうぶん楽しめる!
【神野公園 こども遊園地】
営業時間:09:30am-17:00pm
住所:〒840-0806 佐賀県佐賀市神園4-1-3
電話番号:0952-30-8461
公式サイト:https://kouno.haut.jp/
【吉野ベリー】
続いては無類のイチゴ好きの息子のためにやってきた、イチゴ狩りが楽しめる「吉野ベリー」であります。
この日は「ベリーホップすず」「恋みのり」「かおり野」「よつぼし」という4つの品種のいちごが食べ比べ出来たのですが……、
まじで冗談抜きで、今までで食べたイチゴの中で一番おいしかったです。
なにこれ!美味すぎる!新宿の伊勢丹で買った高ぇイチゴより美味しい!
ここぞとばかりに食べまくる息子氏。
ここにあるイチゴは全部自分のものだと思っているらしく、僕が隙を突いて食べようとすると「だめ!」と怒って取り上げられます。ひどい。
口の周りを真っ赤にしながらこの笑顔である。
【吉野ベリー】
営業時間:09:00am-19:00pm
住所:〒842-0103 佐賀県神崎郡吉野ヶ里町大曲1407-1
電話番号:0952-20-8915
※事前予約優先
公式サイト:https://www.yoshinoberry.com
【吉野ヶ里歴史公園】
ここはとにかく広いので遊びごたえ抜群!
そして巨大なアスレチック的な遊具があるのですが、息子がこれにハマってなかなか帰ろうとしてくれなかったので大変でした!
ひとりで乗れないくせにターザンロープが気に入ったせいで何度も何度も往復させられる僕。
動物との触れ合いコーナーまであるのですが、ヤギの目を怖がってあまり近寄りませんでした。気持ちはわかる。ヤギってなんか目が怖いよね。
【吉野ヶ里歴史公園】
営業時間:09:00am-17:00pm
住所:〒842-0035 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843
電話番号:0952-55-9333
公式サイト:https://saga-kosodate.jp/kidsandleisure/park05.html
【初音荘】
そして泊まったのは初音荘!
初音荘は「美肌の湯」として有名な嬉野温泉郷にある子連れに特化した旅館で、広々としたキッズルームも完備!
遊び出したらまじでここから動かなくなった。
お部屋はロフトスペース&すべり台付き!
他にもハンモックがあるお部屋なんかもあるそうだ。
子供用の浴衣もあります!!
冒頭でも紹介したけど貸切風呂にはオモチャがいっぱい!
幼児用のお食事が無料だったり、貸し出しDVDがたくさんあったり、とにかく子連れ旅行にはありがたい……!
【初音荘】
営業日:月曜日・火曜日は休館(祝日の場合は翌日)
住所:〒843-0304 佐賀県嬉野市嬉野町岩屋川内甲340-1
電話番号:0954-43-3238
公式サイト:http://hatsunesou.co.jp
【佐賀元祖忍者村】
そして忍者村!
「おかあさんといっしょ」のコーナーの影響で以前から「にんじゃ!にんじゃ!」ってうるさかったのですが、いよいよ憧れの忍者になる日が来た!
敷地も広く、かなり本格的な街並みが再現されとる!!
刀も貰って嬉しそう。
忍者修行と題してアスレチック的なものがあるよ。
手裏剣体験!
忍者ショーも楽しかったらしい。
このおじさんに斬りかかると「ぐわ~!」とかリアクションしてくれるので子供たちには大人気だったのですが、息子氏は怖がって近寄りませんでした。
怖がって近寄らない息子氏。
オバケ屋敷は全然平気だったのに「こわい」の基準がよくわからん!
【佐賀元祖忍者村 肥前夢街道】
営業時間:09:30am-16:00pm(火曜日休園)
住所:〒843-0302 佐賀県嬉野市嬉野町大字下野甲716-1
電話番号:0954-43-1990
公式サイト:https://www.hizenyumekaidou.info
【メルヘン村】
そしてこちらも冒頭でご紹介したメルヘン村!
冒頭に書いた通り、華麗なる復活を遂げたメルヘン村ですが、それでも所々おかしな所があります。
息子に「これなあに?」と聞かれたんですけど。
僕も聞きたいです。「このおじさん、なに?」
「とりあえず並べておけばええんやろ理論」で並べられた数々のフィギュア。
東京オリンピックのアイツも居るし脈絡が無さすぎる。
しかしながら動物にエサをあげたり、
乗り物にも乗れたし……、
とにかく敷地が広くて死ぬほど遊べるので終始息子はご満悦!
帰るころには車に乗り込むなり爆睡でした。
ぜんぜん遊びきれなかったのでまた来なくては……!
【森とリスの遊園地 メルヘン村】
営業時間:09:30am-17:00pm(年中無休)
住所:佐賀県武雄市西川登町大字神六20040番地
電話番号:0954-28-2835
公式サイト:https://www.marchen-mura.jp
今回の行程は近日中に動画にもまとめて公開するのでぜひ見てみてください!
https://www.instagram.com/sagakosodate_official
【まとめ】
うさぎのぬいぐるみが相当嬉しかったらしい。
というわけで佐賀県の子連れスポットをあちこちご紹介しましたが、この機会にぜひ皆さんも遊びに来てください!
今回お邪魔したところはどこも「どうしたら子どもが喜ぶか?」とか「どうしたら親が助かるか?」みたいなのをかなり考えてるんだろうなー、と思うような仕組み、仕掛けがたくさんあって素直に感心してしまったことと、「混んでないのは本当に楽でいいな」と思ってしまいました。
人が少なすぎると寂しいですが、多すぎるとそれはそれで大変ですからね。
そういう意味では佐賀県は「ちょうどいい感じの県」って言えるのかもしれない。
よーし、また夏にでも来てメルヘン村で遊び尽くすぞ~~~!
詳細
住所
【神野公園 こども遊園地】
〒840-0806
佐賀県佐賀市神園4-1-3
【吉野ベリー】
〒842-0103
佐賀県神崎郡吉野ヶ里町大曲1407-1
【吉野ヶ里歴史公園】
〒842-0035
佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843
【初音荘】
〒843-0304
佐賀県嬉野市嬉野町岩屋川内甲340-1
【佐賀元祖忍者村 肥前夢街道】
〒843-0302
佐賀県嬉野市嬉野町大字下野甲716-1
【森とリスの遊園地 メルヘン村】
〒843-0232
佐賀県武雄市西川登町大字神六20040番地
タグ
武雄市吉野ヶ里町アウトドアテーマパーク遊園地体験レポートこどもが遊べるホテル佐賀市嬉野市
Instagramで見る
佐賀お出かけスポット
ARCHIVE
SHARE
佐賀県大好きライターのヨッピーさんが佐賀のお出かけスポットを紹介!
こんにちは。
佐賀県大好きライターのヨッピーです。
もともと繋がりのある県庁の人から「ヨッピーさん!子育てするなら佐賀ですよ!子どもが喜ぶスポットが佐賀にはたくさんあるので遊びに来てください!!絶対に佐賀です!!!佐賀以外にないです!!むしろ佐賀以外には遊びに行かないでください!!!」
みたいな事を言われて、「この押しの強さはなんなんだ……!」などと思いつつも、「行きます!」と元気良く答えて佐賀県に来ました。
やった~~!佐賀、だーいすき!
今回同行する長男の息子氏。2歳6ヵ月。
最近はやたらとおしゃべりするようになり、僕の事を「パパ」ではなく「ヨッピーしゃん」などと呼ぶようになった。
そして、色んなスポットを息子氏とまわってきたのですが、「なるほど、これが佐賀のおもてなし力(りょく)か……!」と感心してしまったので、今日はその事を書かせてください。
例えばこちら。
神野(こうの)公園こどもゆうえんちという遊園地で、まあちょっとレトロっぽいというか、昭和っぽさが漂う遊園地です。
写真には自販機に向かって一目散に走っていく息子が写ってますが気にしないでください。
この神野公園には園内を一周するSLの乗り物があるのですが、乗ってみたら車掌さんが「動物があちこちに隠れてるよ~!探してみよう!」とか言うもんだから、ディズニーランドのジャングルクルーズとかああいうのを想像しながら乗ったんですよ。
出てくる動物がこれですからね。
「シマウマちっちゃ!」と、思わず笑ってしまいました。
ウシさんもいるよ。
でも、息子氏はまんまと乗せられて「おサルしゃんだ!」「熊しゃんだ!」みたいに一生懸命探してるんですよ。
これにめちゃくちゃ感心してしまった!
つまり、
「園内一周するだけだと子どもが飽きちゃうよな」
「動物を探すのはどうですか?」
「でも、デカい動物の置物を置く予算は無いから、とりあえず人形を置いておこう」
とかそういう発想で置かれたものなんじゃないかな、って思ったんですよ。
あとはこちら。
こちらもよくある、プールの上を船がグルグルまわる乗り物なんですが、よく見てください。
「網で魚をすくっとる」
いや、何故かプールにオモチャの魚が大量に浮いてるんですよ。
そんでそれを網で掬って遊ぶという。
これもきっと同じで、
「グルグルまわるだけだと面白くないよな」
「魚をすくえるようにしましょう」
「それだ!」
みたいなやりとりで生まれたんじゃないかと思うんです。
これまた、まんまと息子氏が乗せられて「カニしゃん!カニしゃんがいる!」って言うから一生懸命、網でカニを掬おうとしたらイルカがとれて息子氏に微妙な顔をされたりしましたからね。
他にも、グルグルまわる飛行機に乗る時にクジを引き、止まった場所のマークとそのクジのマークが一致したら「大当たり~!」ってラムネを貰ったり(恐らく係員さんのサジ加減でうまく当たるように調整してくれている)、子どもたちが並ぶであろう場所にクイズが貼ってあったり、なんていうか、「おもてなし力、すごい!」って思ったんですよ。
恐らくは「待ってる時に子どもが退屈しないように」とあちこちに設置された子ども向けのクイズ。
つまり、「予算はないけど、どうしたら子どもに少しでも喜んでもらえるか」っていうのを考えて実行しているんですよねきっと。
いやほんと、これに気付いた時から、最初の動物を見て「ちっちゃ!」などと思ってしまった自分が恥ずかしくなってしまった。
更にはここ、メルヘン村!
武雄市のメルヘン村と言えば狂気をはらんだ公式X(旧Twitter)で有名だったりするんですよ。
こちらがメルヘン村公式Xのトップページ。
この時点でもうだいぶやばい。
https://t.co/QnOyDE02Ot pic.twitter.com/ug7aCuR0Pw
— メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村メルヘン村 (@MarchenVillage) March 12, 2024
この、狂気と自虐をはらんだXのポストが局所的に話題になっていたので、「面白そう!」と思って1年半ほど前に来たことがあるんですよ。
その時の写真。
で、その時はお世辞にもお客さんが多いとは言えなかったし、「確かにまあ、潰れそうな感じではあるな……」って思ってたんですよ。
来ちゃえばたくさん遊ぶところがあるし、子どもは喜んでるので「潰れちゃうのはもったいないなー」なんて事を思ってたんですが、
1年半ぶりに来てみたら大賑わい!
びっくりして園の方に「何があったの?」ってお話を聞いたら、
1.Xのポストが話題になる
2.テレビその他、メディアでたくさん取り上げられる
3.佐賀県だけじゃなく、福岡などからもたくさん人が来るようになる
みたいな流れで大復活してたんですよね。
うおおお!良かった!メルヘン村~~~!
そしてこの、1年半前に来た時の写真と、
今回の写真。
何が違うかわかりますか……?
そう、ボールプールのボールがごっそり入れ替わってるんですよ……!
更にはトイレもめちゃくちゃ綺麗になってるし、
綺麗な授乳室も出来てた!
大型トランポリンなどの遊具も増えてる!
つまり、お客さんが増えたぶん、きっちり改修・改装してアップデートする方向にお金を使ってるんですよね!
ちゃんとお客さんに還元されてる……!すごい……!
そして嬉野市、忍者村のこのおじさんは斬りかかると「ぐわわ~~~!」ってちゃんとリアクションを取ってくれる!(効果音つき)
お邪魔した「初音荘」という旅館にはキッズルームがあるし、
おむつも用意されてるし、
我が家には0歳児もいるのですが、食事処にベビーベッドが最初から用意してあってびっくりしました。
貸切風呂にはオモチャもたくさん!
そんなわけで「これは確かに、佐賀のおもてなし力はすごい……!」と感心せざるを得ませんでした。
空が広いのも良いよね!
そしてこれはちょっと愚痴です。
東京に住んでいる僕ですが、最近車を買ったんですよ。
子どもがひとりの時はカーシェアでじゅうぶんだったのですが、子どもがふたりとなると車があった方が流石に便利かなぁ、みたいな。
で、嬉しくなって「豊洲のららぽーと行こう!」って住んでいる中野から豊洲まで車で行ったんですが、渋滞に巻き込まれて片道2時間かかりましたからね。
まじで気が狂うかと思いました。
ららぽーとの駐車場には「混雑時は出庫まで1時間半かかるで」みたいな注意書きが書いてたりして、「これはちょっと怖すぎるな……」などと思ってしまいました。
あとは去年の12月に子どもが「サンタしゃんとお話したい」とか言い出したから、親としては「よーし、任せておけ!」ってなるじゃないですか。
そんで代官山の蔦屋書店に「サンタが来る!」っていうのを見つけて、「じゃあ整理券配る時間に合わせて代官山に行こう」って行ってみたんですけど、整理券配る頃には長蛇の列が出来ててその日の整理券は一瞬でなくなるという。
サンタさんとお話が出来なくて悲しむ息子氏。ふがいない父親でごめんよ。
その後目黒のアトレでも同じ事(着いた瞬間に整理券が蒸発)を繰り返してしまい、「最後のチャンスや!」と吉祥寺で開催されたイベントに、かなり早くから並んだことによってなんとかサンタさんに会うことができた!
何が言いたいかと言いますと、都心部では「子どもをどこかに連れて行ってあげよう」と思った時の選択肢は確かにたくさんあるけど、「そこに至るまでの時間的なコストがものすごく高いな」と思ったんですよね。
「海に行きたい」
「プールに行きたい」
「お祭りに行きたい」
「お花見に行きたい」
「遊園地に行きたい」
「動物園に行きたい」
こういった子どもの要求に応えてあげようと思うと、どれもこれもかなり渋滞&混雑に悩まされそうな予感……!
僕は自営業なので、「じゃあ混んでない平日に行くか」とか、「リモートワークを駆使しつつ秩父でのんびり遊ぼう」とかそういう選択肢が取れるからまだ良いんですけど、子どもとのお出かけが、どうしても土日メインになる家庭はかなり大変なのではなかろうか。
「そう考えると都心部じゃなく、埼玉や千葉といった郊外のエリアに住むのも全然アリだな!」
「埼玉の飯能、千葉の房総半島らへんはちょっと興味あるんです!」
などと騒いでいたら、佐賀県庁の担当者に「佐賀の子育ても推してください!」と怒られたんですが、その時にふと思い出しました。
佐賀県庁で働く松井くんです。
何を隠そう、この松井くんは数少ない僕の、大学時代の友人のひとりなのだ。
日頃から「大学はサボりまくっていたので友達は3人しかいない」などと言ってるのだけど、その3人のうちのひとりが松井くんである。
松井くんは大学卒業後、某有名グローバル大企業に就職したのは良いけど、単身赴任で色んな国にたらいまわしにされている内、娘がぜんぜん懐いてくれなくてめちゃくちゃ落ち込んだらしい。
単身赴任で海外へ→日本に戻ると最初は娘が人見知りして懐いてくれない→少しづつ懐いてくれるようになってきたくらいにまた海外に戻る
みたいなルーチンをずっと繰り返しており、「仕事は楽しいけどこのままで良いのか、、」と悩み、2年ほど前に某グローバル企業を退職、地元に近い佐賀県庁に転職したのである。
佐賀県に引っ越してからの松井くんのひとコマ。
ちなみにこのタケノコ堀りは僕も一緒に行ったのですが、取れたてのタケノコをツマミに、広い庭を眺めながら飲むビールは最高だろうて。
いいな~~、羨ましいな~~~。
松井くんいわく、「佐賀は海も山も川もすぐ近くだし、渋滞も無いし、電車に乗れば博多駅まで40分で行けるし、食べ物も美味いし最高です!」との事です。
松井くんのFBを見ると、佐賀に引っ越してからやたらと食べ物関連の投稿が増えた。
いやー、確かに佐賀は食べ物がめちゃくちゃ美味いんだよな……。何を食べよう……。などと思いつつ、今回子どもを連れてお邪魔した場所をわーっと紹介致します!
【神野公園こどもゆうえんち】
まずは冒頭でご紹介した、おもてなし力がすごい神野公園。
佐賀の子どもたちはみんなここで遊んで育つらしい。
子どもが遊んでて楽しいのはもちろんなのですが、懐かしさが爆発して大人にとっても楽しいです!
この、「ファイヤーヒーロー」という水鉄砲?を的に向かって発射するゲームは「大阪上本町の近鉄百貨店の屋上にあったやつだ!」とつい興奮してしまいました。
園内には駄菓子屋さんもあるので「あー!これ子どもの頃さんざん食べた!」と、ついテンションがあがってしまいますね。
「パパもさんざん食べたよ~」と手渡した「ヤングドーナツ」を食べる息子氏。そうとう美味しかったらしい。
くじ引きを引いたらピンクのウサギのぬいぐるみが当たってはしゃぐ息子氏。佐賀にいる間中手放さなかった。
親が同伴なら2歳児でもジェットコースターに乗れるので、小さい子どもでもじゅうぶん楽しめる!
【神野公園 こども遊園地】
営業時間:09:30am-17:00pm
住所:〒840-0806 佐賀県佐賀市神園4-1-3
電話番号:0952-30-8461
公式サイト:https://kouno.haut.jp/
【吉野ベリー】
続いては無類のイチゴ好きの息子のためにやってきた、イチゴ狩りが楽しめる「吉野ベリー」であります。
この日は「ベリーホップすず」「恋みのり」「かおり野」「よつぼし」という4つの品種のいちごが食べ比べ出来たのですが……、
まじで冗談抜きで、今までで食べたイチゴの中で一番おいしかったです。
なにこれ!美味すぎる!新宿の伊勢丹で買った高ぇイチゴより美味しい!
ここぞとばかりに食べまくる息子氏。
ここにあるイチゴは全部自分のものだと思っているらしく、僕が隙を突いて食べようとすると「だめ!」と怒って取り上げられます。ひどい。
口の周りを真っ赤にしながらこの笑顔である。
【吉野ベリー】
営業時間:09:00am-19:00pm
住所:〒842-0103 佐賀県神崎郡吉野ヶ里町大曲1407-1
電話番号:0952-20-8915
※事前予約優先
公式サイト:https://www.yoshinoberry.com
【吉野ヶ里歴史公園】
ここはとにかく広いので遊びごたえ抜群!
そして巨大なアスレチック的な遊具があるのですが、息子がこれにハマってなかなか帰ろうとしてくれなかったので大変でした!
ひとりで乗れないくせにターザンロープが気に入ったせいで何度も何度も往復させられる僕。
動物との触れ合いコーナーまであるのですが、ヤギの目を怖がってあまり近寄りませんでした。気持ちはわかる。ヤギってなんか目が怖いよね。
【吉野ヶ里歴史公園】
営業時間:09:00am-17:00pm
住所:〒842-0035 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843
電話番号:0952-55-9333
公式サイト:https://saga-kosodate.jp/kidsandleisure/park05.html
【初音荘】
そして泊まったのは初音荘!
初音荘は「美肌の湯」として有名な嬉野温泉郷にある子連れに特化した旅館で、広々としたキッズルームも完備!
遊び出したらまじでここから動かなくなった。
お部屋はロフトスペース&すべり台付き!
他にもハンモックがあるお部屋なんかもあるそうだ。
子供用の浴衣もあります!!
冒頭でも紹介したけど貸切風呂にはオモチャがいっぱい!
幼児用のお食事が無料だったり、貸し出しDVDがたくさんあったり、とにかく子連れ旅行にはありがたい……!
【初音荘】
営業日:月曜日・火曜日は休館(祝日の場合は翌日)
住所:〒843-0304 佐賀県嬉野市嬉野町岩屋川内甲340-1
電話番号:0954-43-3238
公式サイト:http://hatsunesou.co.jp
【佐賀元祖忍者村】
そして忍者村!
「おかあさんといっしょ」のコーナーの影響で以前から「にんじゃ!にんじゃ!」ってうるさかったのですが、いよいよ憧れの忍者になる日が来た!
敷地も広く、かなり本格的な街並みが再現されとる!!
刀も貰って嬉しそう。
忍者修行と題してアスレチック的なものがあるよ。
手裏剣体験!
忍者ショーも楽しかったらしい。
このおじさんに斬りかかると「ぐわ~!」とかリアクションしてくれるので子供たちには大人気だったのですが、息子氏は怖がって近寄りませんでした。
怖がって近寄らない息子氏。
オバケ屋敷は全然平気だったのに「こわい」の基準がよくわからん!
【佐賀元祖忍者村 肥前夢街道】
営業時間:09:30am-16:00pm(火曜日休園)
住所:〒843-0302 佐賀県嬉野市嬉野町大字下野甲716-1
電話番号:0954-43-1990
公式サイト:https://www.hizenyumekaidou.info
【メルヘン村】
そしてこちらも冒頭でご紹介したメルヘン村!
冒頭に書いた通り、華麗なる復活を遂げたメルヘン村ですが、それでも所々おかしな所があります。
息子に「これなあに?」と聞かれたんですけど。
僕も聞きたいです。「このおじさん、なに?」
「とりあえず並べておけばええんやろ理論」で並べられた数々のフィギュア。
東京オリンピックのアイツも居るし脈絡が無さすぎる。
しかしながら動物にエサをあげたり、
乗り物にも乗れたし……、
とにかく敷地が広くて死ぬほど遊べるので終始息子はご満悦!
帰るころには車に乗り込むなり爆睡でした。
ぜんぜん遊びきれなかったのでまた来なくては……!
【森とリスの遊園地 メルヘン村】
営業時間:09:30am-17:00pm(年中無休)
住所:佐賀県武雄市西川登町大字神六20040番地
電話番号:0954-28-2835
公式サイト:https://www.marchen-mura.jp
今回の行程は近日中に動画にもまとめて公開するのでぜひ見てみてください!
https://www.instagram.com/sagakosodate_official
【まとめ】
うさぎのぬいぐるみが相当嬉しかったらしい。
というわけで佐賀県の子連れスポットをあちこちご紹介しましたが、この機会にぜひ皆さんも遊びに来てください!
今回お邪魔したところはどこも「どうしたら子どもが喜ぶか?」とか「どうしたら親が助かるか?」みたいなのをかなり考えてるんだろうなー、と思うような仕組み、仕掛けがたくさんあって素直に感心してしまったことと、「混んでないのは本当に楽でいいな」と思ってしまいました。
人が少なすぎると寂しいですが、多すぎるとそれはそれで大変ですからね。
そういう意味では佐賀県は「ちょうどいい感じの県」って言えるのかもしれない。
よーし、また夏にでも来てメルヘン村で遊び尽くすぞ~~~!
住所 | 【神野公園 こども遊園地】 〒840-0806 佐賀県佐賀市神園4-1-3 【吉野ベリー】 〒842-0103 佐賀県神崎郡吉野ヶ里町大曲1407-1 【吉野ヶ里歴史公園】 〒842-0035 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843 【初音荘】 〒843-0304 佐賀県嬉野市嬉野町岩屋川内甲340-1 【佐賀元祖忍者村 肥前夢街道】 〒843-0302 佐賀県嬉野市嬉野町大字下野甲716-1 【森とリスの遊園地 メルヘン村】 〒843-0232 佐賀県武雄市西川登町大字神六20040番地 |
---|---|
タグ | 武雄市吉野ヶ里町アウトドアテーマパーク遊園地体験レポートこどもが遊べるホテル佐賀市嬉野市 |
Instagramで見る | 佐賀お出かけスポット |